保育園では、園児が今まで一度も食べたことのない食材を、おやつや給食で提供することに抵抗があるらしく(アレルギーとか気になるんだろうね)、次女が0歳児クラスだった頃には何度か、エビを食べたことがあるかとか、カレーを食べたことがあるかとか尋ねられた。
個別に訊いてくれているというのは有難いことだ。食べたことがない、というと、向こうも困っちゃうらしいので、そう訊かれる度に、夕食やおやつなどでその食材を食べさせて「食べました、平気でしたよ」と報告していた。
最近は訊かれなかったのだけれど、先日、担任保育士が遠慮がちに、「あのぅ…、こんど白玉団子がおやつに出るんですけどね。穂波ちゃん、食べたことありますか?」と訊いてきた。
餅は食べさせたことがあるので、白玉もOK、と即答すれば良かったのだが、私の頭の中では白玉と餅は別物として存在しており――もっと言えば、白玉粉のパッケージを読むまで、もち米から出来ていることを知らなかった――じゃあ家で食べてみますよ、と返事をしたのであった。
そして私は、その出来事を夫に伝えた。
「だから土曜日に、白玉粉を買ってきてね。で、風花と一緒につくってね」
「僕がつくるの?」
「そうよ。ウチじゃ、子どもと一緒におやつを手作りするのは、おとうさんの役割なんだもん」
いつ誰が決めたんだ。夫の心の声が聞こえたような気がしないでもなかったが、だって私、白玉団子なんてつくったことないもん(もしかして、家庭科の調理実習でつくったかな? 記憶にないや)。初めての料理はやっぱ、夫にお願いしなきゃ。
そういう訳で、夫と長女が白玉団子をつくってくれました。その間私は、次女と蒲団でゴロゴロしてた。
きな粉をからめるか、あんみつにでもしてくれるかと思っていたら…、なんと、みたらし団子が出てきた。
思いもよらなかった結果にびっくりした。
サスガ夫。すごすぎる。
別な意味で、私もスゴすぎるかもしれない。ダメすぎという意味で。
みたらし団子は、とっても美味しかった。子どもたちも、喜んで食べたのだった。
こういうとき、多くの場合、後片付けは私の役割となる。
お菓子作りをされる女性の方ならおわかりだろうが、
洗い物がたっくさん、出た。
だからイヤなんだよな、お菓子つくるのって。食器洗い機があるんだからいいじゃん、と言われそうだけど、鍋とかボウルとか、大物は食洗機に入れにくいんだもん。シンクが小さくて水道の勢いが強すぎるので(マンションだから)、手で洗うと水が跳ねてビショビショになるし。
文句の多い妻なのでアリマシタ。