長女が空を指差して騒いだ。「おかあさん、あそこ! にじ みたいなのがある!」
言われた方向を見上げると…、虹だよ。「みたいな」じゃなくて、まぎれもなく。
頭の真上にかかっているのを見るのは、珍しいなぁ。もっとも、普段の生活で、そうそう(雨が降りそうなときでもない限り)頭上の空をのんびり見上げることなんてないのだけれど。
綺麗だった。
長女も大喜び。
虫刺されさえ気にしなきゃ、もっと眺めていたかったんだけど。
虹を見て立ち止まり、「キレイだな」と感じて、しばらく眺めていられるのなら、…私はまだまだ、大丈夫だと思う。