16日放映の『はなまるマーケット』に伊東四郎がゲストで出ていて、奥さんは料理上手なのでほぼ毎日自宅で食事をとるのだが、「どうして女ばかり食事の支度をしなければならないの」と言われたとき返す言葉がなかった、と言っていた。
あほやなこのおっさん。
そーゆーときは、「キミのつくるメシが一番美味いんだ」と言って、後片付けを手伝えばいいんじゃない? それで機嫌を治さないようなら、夫婦関係に問題アリかも…、なんて、たった9年結婚生活を送っているだけの私がエラそーに言えることじゃないんだけどさ。
でも、我が家で夫が家にいるときには彼が食事の支度をする、というのは
「だって、おとーさんがつくったごはんの方が美味しいんだもーん」。
それにしても、男性が家庭料理得意と言うと必ず賞賛されるのに、女性の身で料理大嫌いと言うと、時に侮蔑の視線を浴びてしまうのは何故だろう。なんだかんだ言っても、未だに“家庭的な女性”に対する理想っちゅーか幻想っちゅーのが根強くあるのかしらね。私も若い頃から、料理が苦手と言うと呆れられたものだけれど(今は流石に、そーゆー反応をする相手にはハナから何も言いませんが)、そればかりか「ああ、やっぱりね」みたいな反応が(特に年上の男性から)返ってきたことは、今でも根に持っている。
話が逸れたが、それはともかく。
お盆休み(とはいえ、夫は毎日短時間ではあるが仕事に出掛けていた)最終日のばんごはんは、夫がつくった豆腐ハンバーグでした♥
自慢じゃないが私、子どもの頃母親に手伝わされたときを除いて、ハンバーグなるものをつくったことはありません。生の肉を触るのがどーにもイヤでねー。洗ってもなかなか手に付いた臭いや脂が落ちないところが。
でも夫はよくつくってくれる。
しかも、娘が調理台周りをウロチョロまとわりつくのを咎めもせず(私はいつも、危ないし邪魔だからテレビでも観てて、と『アンパンマン』をつけてしまう)、少し離れた場所に脚立を立てて座らせて、上手に娘をあしらいながら調理を進め、豆腐を握りつぶす段階に至っては居間にボウルを持ってきて、娘にお手伝いまでさせたのだ。
スゲエ。
私より余程、夫のほうが家事育児に向いてるなぁ。夫のほうが稼ぎが良いのでなければ、全部やってもらうんだが。それじゃあ得意分野ゼロな私の存在意義って一体ナンなのかしらってハナシになりますが。
付け合せはモロヘイヤのお浸しとひじきの煮物。このひじき煮だけは私がつくったもので、娘が「ひじき たべたい」と言うので一昨日鍋いっぱいつくったのだが、イザ出来上がったら、ひとくち食べただけで「もういらーん」。しょうがないので、残ったものを毎食少しずつ出しているのだが、やっぱり食べてくれない。
そーかいそーかい、おかあさんがつくったもんは食いたくないんかい。正直だな子どもは。僻むぞあたしゃ。