怒涛の2週間だった。
仕事が忙しい上に生理痛が重く(これ結構深刻)、しかも風邪をひいた。
パート仲間から苦笑されるくらいに、私は風邪をひきやすく、しかも治りにくい。今回の風邪は主症状が頭痛で、それが関節から全身に及んだ。ピーク時には、全身痛くないところがないというほど辛かった。けれども、子どもにメシを食わせないわけにはいかんし、誰が洗濯してくれるわけでもないし、風邪はどんな薬をのむより寝るのが一番という持論があるのだが、なかなか実践できないのが現実というものだ。
そんな中、人間ドックを受診した。
会社の健康診断は検査項目が少なくて、一体これでどんな病気がわかるんじゃい、というような内容なので、いちどコッテリ調べてもらいたいと思って自主的に行くことにしたのだ。
なにしろ、あと十数年は死ぬわけにも病気で入院するわけにもいかない。最悪でも娘が高校を卒業するまでは、元気で働き続けなければならないから。
で、結論から言うと。
拍子抜けするくらい、
健康でした。
尿検査血液検査、ほとんどの項目で正常値。話題のメタボリック・シンドロームも気配なし。胃カメラものんだのだが(初体験)…。
検査担当の医師は、操作しながら「きれいですねー、非常にきれいだと思いますよー、…胃のこの辺りは潰瘍ができやすい部分なんですけどね…、あーきれいですねー」と言い続けていたのだった。
私も検査されながらモニターを一緒に見ていたのだが、シロート目にも、ピンクでつやつやしていて、とっても“キレイ”な胃壁だった。
(それにしても、自分の内臓を内側から眺められるなんて、面白い時代になったものだ。)
乳癌・子宮癌検診も受けたが、異常なし。
10.0とまではいかずとも、カナリのレベルでの健康だと証明されたわけだ。
仕事柄、生活習慣病にでも罹ったらめっちゃカッコ悪いと思っていたので、この結果には心底ほっとした。
メデタシメデタシ。
その翌日だ。
前述の、ひどい頭痛で仕事を早退したのは。発熱もあった。這いずるようにして娘を保育園に迎えに行き、なんとか夕食だけは与えたが、勿論自分が食べる気力はなく、入浴する元気すらなかった。夫の夕食もパスして、ひたすら眠った。
そして、さらに翌日、全身に発疹が出た。
熱の吹き出しかと思ったんだけど、アレは口唇ヘルペスの俗称のようやね。私のは、唇には何もできていないの。顔、四肢、お腹と背中に赤い斑点が一面に広がっていて、痒みはほとんどない。発熱の所為で体内のビタミンB2が破壊されたことにより肌に炎症が起きたと勝手に解釈して、ビタミン剤をガバガバのんでいるのでありますが。3日経って治まってきたから、まぁ大丈夫でしょう。
鏡を見る。
顔中赤い斑点だらけ。口を開けると、
舌はべったり白い苔がついていて、舌先はがたがただ。
こんな顔した人間が健康だなんて、ありえへん。
西洋医学の限界を感じるなぁ。
ともかく。
今週もがんばろう。…やれやれ。