昨日のハナシです。
夕方、いつものように保育園から帰宅して、まず入浴を済ませ、娘を寝室(兼遊び部屋)で遊ばせておいて夕食の支度をした。
っつっても、前の晩につくった煮物を温めただけだったので、10分弱で済んだのだが。
「ふうちゃん。ごはんできたよ、たべよう」
と声をかけると、
「いや、いらない」
と言って、部屋から出てこようとしないのだ。
「どうしたの? おなかすいたでしょ? ごはんたべようよ」
「いや」
「ちょっとだけでいいから、たべようよ」
「いや」
「じゃあ、牛乳だけでいいから」
「いや。ねる」
何を言っても「いや」「いや」。
敷きっぱなしの蒲団に潜りこんでしまった。
そこで、しばらく様子をみようと思い、居間に戻って新聞を読みながら、相手の出方を待つ。
十数分もしたころ、
「ごはん~~」
と情けない声をあげだしたので、してやったりと寝室に行く。
「さ、ふうちゃん、ごはんたべようね」
ところが。
私の姿を見た途端、娘は急に押し黙り、「いやっ」と言ってまた蒲団に潜りこんでしまったのだ。
どないやねん。
この日は早番だったので、朝早かったし疲れてもいた。
以前書いたように、娘の夕食を済ませてから夫が帰宅するまでの1~2時間、ひと寝入りするのが習慣になっているので、私の体内時計はすでに睡眠モードに突入しかかっていた。
ま、いいか。さっき帰宅したときに牛乳を少し飲ませたから、ここで夕食を抜いても“半日飲まず食わず”ということにはならないだろう。腹がすけば、夜中に目が覚めるだろうから、そのときに何か軽いものを食べさせればいいや。
よし。
寝ちゃお。
私は洗面所に行って髪を乾かし、灯りを消して寝支度を整え、寝室に戻った。
「じゃあ、ふうちゃん、おかあさんと いっしょに ねようね」
そう言って蒲団に入ろうとすると。
がばっと起き上がった娘は、「
ご~はん~~!」と騒ぎだしたのだ。
どない!?
どうするべきなの、こーゆーときって。
育児書には、何て書いてあったっけ。わっかんねーよ。
もう、知らん。
「おかあさん、ねむいから ねる。ふうちゃん、さっき ごはんいらないって いったじゃない。だから、ごはん もうないよ」
うぎゃ~~~ッ!!
娘の雄叫び、いや雌叫びが響く。
「うがぁぁぁ、ごはん~~っ、ご~は~ん~~」
ひっくり返って泣き喚く。
「あ゛あ゛あ゛あ゛、てれび~~、にも の てれび~~。みきみきまうす の てれび~~」
いつの間にか要求が変わっている。(ちなみに、『ファインディング・ニモ』と『グッドモーニング・ミッキー』のビデオを観るのが最近のお気に入り。)
私、蒲団を被って、ひたすら寝たふり。
娘はちっちゃなお手々で私の両頬を包み、顔を持ち上げようとするが勿論持ち上がらない。
数分間、泣いたり喚いたり私を起こそうとしたりと奮闘していたが、そのうち諦めたのか、私の横に潜りこんで眠ってしまったのだった。
これが所謂、第一時反抗期というやつでしょーか。
こういうのも、自立とか自己主張とかの練習なんだよね。たぶん。
娘の成長のためには必要なことなのだろうし、オヤの言う事を素直にはいはいと聞く“いい子”に育って欲しいとは夢にも考えていない(っていうか、私の子どもがそーなるハズがない・爆)から、これはこれで、悪いことではないと思う。
思う存分ダダこねな、受け止めてやるからさ。
…っていうキモチでは、いるのだが。一応。
カクゴ決めて気合入れなきゃ、つきあえねーな。