長女が学童保育で教えてもらったと言って、細い紐をより合わせてつくったカラフルな腕輪をつけて帰って来た。
「これ、つくったの! ミサンガ!」
ミサンガ。…な~つかし~。私の記憶では、20年ちょっと前にJリーグが始まった頃、選手がつけていたとかで流行ったのではなかったっけ。今、小中学生の間で流行っているのかな?
アレかな、私たちが小学生の頃に、突発的に流行ったリリアンとかビーズ細工みたいなものかな。いろいろつくったもんな~何の役にも立たないシロモノをいくつもいくつも。こういうので手芸の楽しさに目覚めたり、手先の訓練になったりしたんだよね。
長女が勇んで「これね! かってに きれると ねがいごとが かなうねんで!」と言うので、訊いてみた。
「どんな願い事をしたの?」
「それは これから かんがえる」
ずるっ。
イヤそれは~…、願い事しながらつくるもんとちゃうん~?
サスガ小学1年生。物事のわかっていなさ加減が、おもろいわ。
暫くしてから、長女が自信タップリに言った。
「ほんとはね、『せかいじゅうの ひとたちが、みんな しあわせに なれますように』っておもいながらつくったんだよ!」
ウソつけ、今考えたんやろが。
でも、まぁ、その場の思いつきにしては、上等な“願い事”やね。